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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第83章 ほろ酔いご主人様
海斗の大きな手で頭を撫でられる。
なんだかとっても安心する。
「莉愛菜、朝言った事忘れてないよな?」
朝?
あたしは首を傾げた。
「今日はお前から誘えって言っただろ。」
あ。
海斗の言葉に、朝の事を思い出して顔が赤くなる。
「そ、それがどうしたの?」
「今。」
「いま?」
「あぁ、今しろ。」
「えっ?!だ、だって!でもっ!!」
「だっても、でももない。」
「まだ夜じゃないしっ」
「お前が悪い。
気が変わったんだ、今にしろ。」
海斗のトロンとした瞳の奥に獰猛な獣の気配を感じる。
「あたしが悪いって…」
「あんな可愛く上目遣いなんかするからだ。
さっそく誘って来たんだろ?」
「あ、あれは違くて。」
海斗とカフェに行くことしか考えてなかった。
「莉愛菜、さっき言ったよな?
俺は酔うと甘えるんじゃない。
いつも以上に莉愛菜を弄びたくなるんだ。」