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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第85章 ご褒美
「かいとぉ…」
「ん?」
海斗があたしを見た。
「いっぱい愛してくれて、ありがと。」
海斗の頬にキスをした。
すると海斗はびっくりしたように真ん丸な瞳を向けた。
「ちょっと疲れただけ。心配しないで。」
さっき、激しくしすぎたかと聞いた海斗がちょっと悲しそうに目を伏せたからそう言った。
きっと自分の行いに反省してるんだと思う。
確かに力は入らず自力では歩けないけど、海斗とこういう事をした後は良くなる事。
海斗にたくさん愛される事はあたしにとってすごく嬉しい。
どんなに主人と奴隷になったって、命令口調だったって、たまにやきもちや嫉妬や不安で乱暴にされたって、海斗があたしに触れる手はいつだって優しいから。
それがわかってるから、海斗にあんな顔して欲しくないんだ。
でも、あたしの言葉と行動は、海斗には予想もしなかったことらしい。
足を止めてじっとあたしを見ている。