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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第86章 ご主人様の欲望


トロンとした瞳を向けて

「疲れた。」

小さく呟いた。

こんだけヤればな。

「俺はまだまだイケるがな。」

俺がわざと含みを持たせた笑顔で答えるとビクッと身体を震わせた。

その仕草に思わず眉根を寄せた。

「嫌なのか?」

俺の不機嫌な声に気付いたのか、少し目を見開いた莉愛菜は少し俯きながら顔を赤らめた。

「嫌じゃ、なくて……もう、身体が…」

徐々に小さくなっていく声に、俺はまとめている髪をそっと撫でた。

「わかってる。今日はヤりすぎた。もうしない。」

俺が言うと少しホッとしたように息を吐いたから、それはそれで俺としては複雑。

でも、莉愛菜が退院してから毎日体力づくりという名目で抱いていたが、ここまではしなかった。

まだ体力が完全に戻りきってない莉愛菜には確かにキツいだろう。

それに、今までだって俺に付いてくるだけで精一杯だったんだから。

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