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第87章 交際宣言

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今、あたしはやたらそわそわしている。

わかってる。

これはやらなきゃいけない事。

試練でも何でもない。

ただ、自分の気持ちをちゃんと言わなきゃいけないんだ。

きっと、あの方達は優しく微笑んでくれるだろう

わかってる。

わかってるけど、なんだかいつものようにはいられなくてどうしても緊張してしまう。

「莉愛菜。」

今更取り繕ってもしょうがない。

あたしという人間がどういう奴かなてとっくにバレてる。

だからこそ、あたしはあたしらしく自分の気持ちを正直に伝えようと思う。

「莉愛菜？」

なんとか緊張を表に出さないようにしてるつもりだけど、大丈夫かな？

出てないかな？

落ち着かずに自分の指と指を絡めてギュッと握る。

すると突然視界が揺らいだ。

「莉愛菜！」