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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第5章 5
「相談して貰えなかったのは少し寂しいですけど……愛想なんて尽かしませんからっ……」
あやみは彼の手を握る。
「夢を追うのって凄いと思います。そんな海藤さんが……羨ましいし、誇りに思ってますから……」
「あやみちゃん……ありがとう……」
海藤も握られた手を握り返す。
感情が高ぶったあやみはパチンコのことなど訊く余裕がなくなっていた。
『きっと仕事を辞めた気晴らしに行ったんだろう』くらいに考え、思考の隅へと追いやってしまっていた。
そして食後はいつにも燃え盛るように求め合い、夜の時間を惜しむように何度も達した。
あやみは彼の手を握る。
「夢を追うのって凄いと思います。そんな海藤さんが……羨ましいし、誇りに思ってますから……」
「あやみちゃん……ありがとう……」
海藤も握られた手を握り返す。
感情が高ぶったあやみはパチンコのことなど訊く余裕がなくなっていた。
『きっと仕事を辞めた気晴らしに行ったんだろう』くらいに考え、思考の隅へと追いやってしまっていた。
そして食後はいつにも燃え盛るように求め合い、夜の時間を惜しむように何度も達した。