パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 4

自己啓発本は感化されやすい彼女に即効性の効果をもたらし、鼓舞させた。
あやみはさっそくお見合いパーティーを検索する。
本にも書かれていた通り、市が主催しているパーティーも見つけた。
市が主催しているというだけで何となくだが信頼できるもののように感じるから不思議だ。
謳い文句も『年収一千万以上』だとか『医師弁護士限定』とかの欲がましさを感じさせるものもない。
一縷の望みを託し、あやみはそのパーティーにエントリーした。


市が主催しているそのパーティーは前回のようなホテルのカフェではなく、川辺でバーベキューをするというカジュアルなものだった。
ただ向かい合って話し合うだけでないスタイルも好感が持てた。

「それでは皆さん、指定された場所に移動し火を起こすところから始めてください！」

司会者に促され、全員が移動し始める。