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恋こころ
第1章 お家へ帰ろう
咄嗟に右手を付いて身体を支え、膝の間に真純を抱えて後ろに腰を落とした。
「あっ、ごめんなさっ」
身体を起こそうとした真純の肩を引き寄せる。
「良い。少しこのままそばにいて?」
その一言で大人しくなった。
腕を解いて楽な姿勢に座らせ直す。改めて腰に腕を回してギリギリまで引き寄せると、小さな身体はすっぽり俺の囲いに収まった。

……俺の、真純

その証を付けられた事が嬉しい。彼女に触れてる場所が、胸の奥が熱くなる。
真純がゆっくり両手を伸ばしてきた。キュッと服の裾を掴む仕草に甘えられているようで口角が上がる。
「ますみ」
「はい」
「ずっと、一緒にいよう」
「……は、ぃ」
「子どもが出来ても出来なくても、おじさんになって、お爺さんになっても、俺に真純を守らせて」
「ふっ……」
真純の肩が震え始めた。
「愛してるよ、真純」
「ふぇっ」
「二人で一緒に幸せになろう」
「はっ……は、いぃ」
泣きじゃくる真純を包み込み、柔らかな髪に口元を埋める。小さな背中を撫でながら、込み上げてくる幸せを噛み締めた。
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