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恋こころ
第1章 お家へ帰ろう
「たくまさん」
「……うん」
身動がれてゆっくり腕を解く。
布団の中から俺を見上げる真純はトロンとしていて。酔いがまだ残っている上、はっきり覚醒している感じでもなかった。
「んっ」
唇を重ねるだけでふるりと身体を震わせる。背中に回されていた真純の腕に力が入る。それはまるで強請られているようで。
「んっ…ふ、ぅ……んっ……んん!」
追い込むようにキスが深くなった。
「んっ……」
「ね、ますみ。もう一回……もう一回、言って?」

酔っているから、でも良い。目を見て『好き』と言われたい。

唇を啄んで上体を起こした。上から見下ろす真純の頬は上気していて。赤い目元にゾクリとした。
一瞬固まった真純。でも、潤んだ瞳で真っ直ぐに俺を見上げてる。
背中から離れた右手が頬にそっと触れた。そのまま柔く包まれて
「たくまさん」
紡がれた甘い声。名前だけ。なのに胸の奥を掴まれたようで、息が止まる。
ふわりと綻んだ優しい笑顔。
魅了、される……
「好き、です」
「っ!」
ドンッと心臓が大きく鼓動した。身体を支えていた腕に力が入る。
「……ありがとう」
叶えられた願い。礼を伝え、右手をそっと手に取った。
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