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恋こころ
第1章 お家へ帰ろう
顎を引き上目遣いで見上げてくる。恥じらう真純の表情に、赤く染まった目元や頬に、煽られる。
……いきなりそんな、可愛い顔してんなよ
朝勃たつのは極当たり前。自然の現象。でも、この熱はそうじゃない。
つい数時間前までシてたのに……
「ん、はよ」
口角を上げて笑い掛けると真純が一つ瞬いた。腕枕していた左手で彼女の頭を引き寄せる。形の良い額に口付け
「気に入ってもらえて嬉しいよ」
そのまま胸元に押し付けるようにして抱き締めた。
「はっはい、ありがとうございます」
焦って離れようとされるけれど、緩める気はない。
蠢く欲を押さえ付け、髪をすきながら丸く小さい頭を撫でた。
仄かに香る甘い匂い。
……だから、煽んなって
無自覚ほど質の悪いものはない。
本格的に勃ち上がってきた自身に内心でため息を吐く。
さすがに昨夜の今朝では、真純の身体に負担がかかる。いくら俺でもそれ位の分別はあるつもり。
髪をくしゃくしゃと乱して手を離した。
「もぅ……」
大して怒った風もなく呟いて、真純が少し頭を起こして髪を直す。その指に光るプラチナのリング。白く華奢な手にシンプルなラインが良く似合う。
……いきなりそんな、可愛い顔してんなよ
朝勃たつのは極当たり前。自然の現象。でも、この熱はそうじゃない。
つい数時間前までシてたのに……
「ん、はよ」
口角を上げて笑い掛けると真純が一つ瞬いた。腕枕していた左手で彼女の頭を引き寄せる。形の良い額に口付け
「気に入ってもらえて嬉しいよ」
そのまま胸元に押し付けるようにして抱き締めた。
「はっはい、ありがとうございます」
焦って離れようとされるけれど、緩める気はない。
蠢く欲を押さえ付け、髪をすきながら丸く小さい頭を撫でた。
仄かに香る甘い匂い。
……だから、煽んなって
無自覚ほど質の悪いものはない。
本格的に勃ち上がってきた自身に内心でため息を吐く。
さすがに昨夜の今朝では、真純の身体に負担がかかる。いくら俺でもそれ位の分別はあるつもり。
髪をくしゃくしゃと乱して手を離した。
「もぅ……」
大して怒った風もなく呟いて、真純が少し頭を起こして髪を直す。その指に光るプラチナのリング。白く華奢な手にシンプルなラインが良く似合う。