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恋こころ
第1章 お家へ帰ろう
華奢な腕が首に回され、真純が縋り付いてくる。
「あ、ありがとう、ございます……」
気付かれない様、腰を引いて。柔らかな身体を抱きとめた。
直に触れ合う肌が愛おしい。
「それは、合意と取っても良い?」
俺の問いに何度も小さく頷く真純。強く抱き締めたい、けど……
目の前で揺れる真純の頭。前髪をかき上げ、秀でた額にキスをした。
「良かった」
小さく肩をすくめ、目を閉ざした真純。上気した頬が、少し涙を滲ませた目尻が愛しくて。
瞼から目尻、熱を持った頬へとキスの雨を降らせながら、首に回された真純の腕を解かせた。その手を取って指の背にもキスをする。
胸元に手を引き寄せ、小さく縮こまった真純。そのまま肩を抱き寄せ、額を合わせた。
「もし、俺と顔を合わせたくなくなるほどひどい喧嘩をしたとしても、必ずここに帰って来て」
至近距離からまっすぐ見詰めて真純に願う。彼女は戸惑う様に眉を下げながらも、黙って頷いてくれた。
「その時は俺がソファーで眠るから、朝には謝まる時間を頂戴。仲直りのキスをして、一緒に朝を始めよう」
「……ふっ、うぅ」
八の字眉がさらに下がったと思ったら、真純は一気に涙を溢れさせた。
「あ、ありがとう、ございます……」
気付かれない様、腰を引いて。柔らかな身体を抱きとめた。
直に触れ合う肌が愛おしい。
「それは、合意と取っても良い?」
俺の問いに何度も小さく頷く真純。強く抱き締めたい、けど……
目の前で揺れる真純の頭。前髪をかき上げ、秀でた額にキスをした。
「良かった」
小さく肩をすくめ、目を閉ざした真純。上気した頬が、少し涙を滲ませた目尻が愛しくて。
瞼から目尻、熱を持った頬へとキスの雨を降らせながら、首に回された真純の腕を解かせた。その手を取って指の背にもキスをする。
胸元に手を引き寄せ、小さく縮こまった真純。そのまま肩を抱き寄せ、額を合わせた。
「もし、俺と顔を合わせたくなくなるほどひどい喧嘩をしたとしても、必ずここに帰って来て」
至近距離からまっすぐ見詰めて真純に願う。彼女は戸惑う様に眉を下げながらも、黙って頷いてくれた。
「その時は俺がソファーで眠るから、朝には謝まる時間を頂戴。仲直りのキスをして、一緒に朝を始めよう」
「……ふっ、うぅ」
八の字眉がさらに下がったと思ったら、真純は一気に涙を溢れさせた。