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恋こころ
第3章 幸せな誓いを
本当に、幸せな結婚式だった……

拓真さんと結婚式を挙げることになって、ウェディングドレスか白無垢か、迷う間もなくみんなに白無垢を勧められた。
曰く、私が小さいから……

うん、小さい事は否定しないけど……
写真ウェディングで履いた、あんな高いヒールの靴でバージンロードを歩くとか絶対無理って思うけど……

そんなに小さいかなぁ……

拓真さんとの身長差を頭に描き、拓真さんが背が高い事を差し引いてもその肩に届くかどうか怪しい私は「やっぱり小さいんだ」と納得する。

うん、でもそれとは関係なく、神前結婚式にして良かった……

壮ちゃんとはるちゃんだけじゃなく、遠くから来てくれた養父母も私の白無垢姿を見て泣いて喜んでくれた。お二人に大切に思って貰えている事に、改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。
千佳ちゃんも忙しい中、今日一日オフになるよう調整して来てくれて。
『良いね、白無垢。真純に似合ってる』
って誉めてくれた。
私の方の参列者はその五人。
拓真さんの方は親族は克己さんだけ。でも何とかお店の都合を付けて、佐伯さんご家族と桐生さんも参列してくれた。
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