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恋こころ
第3章 幸せな誓いを
忙しい中わざわざスーツに着替えて……違う。逆。わざわざ制服に着替えて部屋に案内してくれたんだ……

その理由は分からないけど、時間を割いてくれた事は確かで。
「ありがとうございました」
拓真さんに合わせて頭を下げる。
改めて見上げたクドウさんはきちんと仕立てられたスーツを身に付けていて。胸のうちポケットから『副支配人』の肩書きの載ったネームプレートを取り出した。
「何かあったらここにおいで。真純ちゃんなら何時でも泊まらせてあげる」
「……え」
「あぁ、もちろん料金は拓真に請求するから遠慮しなくて良いよ」
プレートを胸に着けた後、もう一度内側へ手を入れ、皮の名刺入れを取り出した。中から抜いた一枚を私に差し出してくれる。しかめっ面の拓真さんに止める様子なく、恐る恐る手を伸ばして名刺を受け取った。
「ぁりがとう、ございます」
それはホテルのロゴと名前、副支配人と言う肩書きに久遠さんの名前と携帯電話の番号が書いてあるだけ。シンプルだけど書体やその大きさ、バランスが絶妙で格好良い。
「名刺一枚に妬くなよ」
クックッと笑い出した久遠さんに
「期待しても『何か』、なんて起きねぇよ」
拓真さんが不機嫌さを隠そうともせずに言い返した。
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