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恋こころ
第1章 お家へ帰ろう
「んっ……んっ」
目的の丸みをその手に捕らえ、柔く強く揉みしだく。
「やっ、ぁ……」
「嫌?もう、固くなってるけど?」
真純の羞恥を煽り、また深く口付けて。
ツンと上向く先端を中指の腹で掠めるように軽く捏ね、爪で弾いた。
「ひぁっ!」
真純の身体がビクリと跳ねる。そのまま指先で捕らえて捻る度に
「んっ、ぁん……やっんん!」
上がる甘い声。
固く閉じた目蓋の縁に涙を滲ませ身を捩る。

あー堪んない……
もっと啼かせたい。

でもこのままガッツくのもどうかと思う。今日から真純は一緒に住む訳だし……

理性を総動員して身体を起こした。
口端から溢れた唾液を舐めとって、最後にもう一度リップ音を立てて口付ける。
「……んっ」
離れ際に溢れた甘い吐息。

ホント可愛い

ゆっくりと開いた目蓋の下から覗くのは熱を帯びて潤んだ瞳。自然と口角が上がった。
「もっとする?」
首を傾げて聞いた俺をじっと見上げてくる。うっとりとしたような眼差しに動悸が早くなる。真純がゆっくり瞬いた。
「……」
何か言いたげな瞳。でも声にならない。
「どうしよっか?」
ニコリと笑い掛け
「……もっと」
返された言葉に耳を疑った。
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