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恋こころ
第3章 幸せな誓いを
『仲良くしたい』
一緒に楽しみたいから言った言葉を“遠回しにセックスを強請った”ように解釈されて。沖縄には三泊もしたのに、行けたのは万座毛と海洋博物館と琉球ガラスをつかった個人作家さんのお店だけだった。
新しく準備した水着も着れたのは初日のプールだけ。それも途中から悪戯されて遊ぶどころじゃなくなっちゃうし。部屋に戻ってこれ見よがしにあちこち痕を付けられて、次の日には水着を着る事はおろか、海で遊ぶ事も出来なかった。
…………
改めて思い出すと顔が熱くなってくる。
あの時も拓真さんは機嫌が良くて、動けない私はずっと世話を焼かれっぱなしだった……
また自然と緩んでしまう頬を両手で覆い、軽く叩いて気分を変える。
お茶より先にリビングで脱がされたままのドレスが気になる。ベッドから立ち上がり、少しふらつく身体に苦笑い。
こうなる事を拓真さんは分かってて世話を焼いてくれたんだろう。
寝室のドアを開けると拓真さんが丁度着替えを終えたところで。私を振り返って口角を上げた。
「大丈夫?」
聞きながら私の方へ歩いてきてくれる。
「大丈夫、です」
つい力の入った返しをふふっと笑われ、腰を抱き寄せられた。
一緒に楽しみたいから言った言葉を“遠回しにセックスを強請った”ように解釈されて。沖縄には三泊もしたのに、行けたのは万座毛と海洋博物館と琉球ガラスをつかった個人作家さんのお店だけだった。
新しく準備した水着も着れたのは初日のプールだけ。それも途中から悪戯されて遊ぶどころじゃなくなっちゃうし。部屋に戻ってこれ見よがしにあちこち痕を付けられて、次の日には水着を着る事はおろか、海で遊ぶ事も出来なかった。
…………
改めて思い出すと顔が熱くなってくる。
あの時も拓真さんは機嫌が良くて、動けない私はずっと世話を焼かれっぱなしだった……
また自然と緩んでしまう頬を両手で覆い、軽く叩いて気分を変える。
お茶より先にリビングで脱がされたままのドレスが気になる。ベッドから立ち上がり、少しふらつく身体に苦笑い。
こうなる事を拓真さんは分かってて世話を焼いてくれたんだろう。
寝室のドアを開けると拓真さんが丁度着替えを終えたところで。私を振り返って口角を上げた。
「大丈夫?」
聞きながら私の方へ歩いてきてくれる。
「大丈夫、です」
つい力の入った返しをふふっと笑われ、腰を抱き寄せられた。