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恋こころ
第3章 幸せな誓いを
拓真さんの左の薬指にはお揃いのプラチナのリング。シンプルなラインが刻まれただけのそれは私が選ばせてもらった。
私の指には同じマリッジリングと拓真さんがくれたエンゲージリングが並んでる。その指に視線を落とす。
『私、斎藤拓真は真純さんをこれから行く先も妻とし、幸せや喜びを共に分かち合い、悲しみや苦しみは共に乗り越え、永遠に愛することを誓います』
拓真さんが誓詞奏上で述べてくれた言葉。思い出すとやっぱり口元が緩んでしまう。
夫婦に、なったんだよね……
じわじわと込み上げてくる感情を何と言えば良いのか分からない。胸が熱くなるほどの幸せ。
拓真さんには感謝の気持ちでいっぱい。
あんなに嫌いだったセックスも快楽に弱い身体も、拓真さんとなら好きと思うことが出来る。拓真さんになら触ってもらいたいと願う事が出来る。
あの日島崎さんのせいで仕事が遅くなって。急いで帰ろうとしてその日偶々早くお店が終わった拓真さんとぶつかりそうになった。
子どもの頃の事は覚えていないけど、公園で一緒に遊んだのもきっと偶然。
色んな偶然の積み上げで今がある。
私の指には同じマリッジリングと拓真さんがくれたエンゲージリングが並んでる。その指に視線を落とす。
『私、斎藤拓真は真純さんをこれから行く先も妻とし、幸せや喜びを共に分かち合い、悲しみや苦しみは共に乗り越え、永遠に愛することを誓います』
拓真さんが誓詞奏上で述べてくれた言葉。思い出すとやっぱり口元が緩んでしまう。
夫婦に、なったんだよね……
じわじわと込み上げてくる感情を何と言えば良いのか分からない。胸が熱くなるほどの幸せ。
拓真さんには感謝の気持ちでいっぱい。
あんなに嫌いだったセックスも快楽に弱い身体も、拓真さんとなら好きと思うことが出来る。拓真さんになら触ってもらいたいと願う事が出来る。
あの日島崎さんのせいで仕事が遅くなって。急いで帰ろうとしてその日偶々早くお店が終わった拓真さんとぶつかりそうになった。
子どもの頃の事は覚えていないけど、公園で一緒に遊んだのもきっと偶然。
色んな偶然の積み上げで今がある。