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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
だから、タクシーで来たんだけど……
こんなにたくさんお客さんが来てると思わなかった。
お店の前に出来てた行列に驚いた。行列そのものも、だけど猫耳や尻尾は当たり前、羽が生えてたり、顔にペイントしたり、けっこう本格的に仮装してる人達も少なくなくて。
あ、あの人海賊だ。ティンカーベルとフック船長もいる。
あっちは刀剣何とかの人?
「真純、行くよ」
「えっ?でもみんな並んでるし」
こんな中に千佳ちゃんが並んだらパニックになっちゃう。
心配する私に千佳ちゃんがニッコリ笑う。
「大丈夫、桐生さんに電話してカウンター席予約してるから」
「……あ、ありがとう」
カウンター席だったら他のお客さんには背を向ける形になるし、あまり話し掛けられないかな……
お店の目の前は必然的に注目を浴びるから、結システムのオフィスビルの前に停めてもらう事にした。一緒にタクシーを降りて。
「行こっか」
千佳ちゃんが笑顔で私の手を取り、自分の肘に掛けてくれた。そしてエスコートする様に歩き始めた先は結システムの通用口の方。
「千佳ちゃん?」
「裏から行くよ。お店の裏口開けてもらえるように頼んでるから」
「えっ?」
こんなにたくさんお客さんが来てると思わなかった。
お店の前に出来てた行列に驚いた。行列そのものも、だけど猫耳や尻尾は当たり前、羽が生えてたり、顔にペイントしたり、けっこう本格的に仮装してる人達も少なくなくて。
あ、あの人海賊だ。ティンカーベルとフック船長もいる。
あっちは刀剣何とかの人?
「真純、行くよ」
「えっ?でもみんな並んでるし」
こんな中に千佳ちゃんが並んだらパニックになっちゃう。
心配する私に千佳ちゃんがニッコリ笑う。
「大丈夫、桐生さんに電話してカウンター席予約してるから」
「……あ、ありがとう」
カウンター席だったら他のお客さんには背を向ける形になるし、あまり話し掛けられないかな……
お店の目の前は必然的に注目を浴びるから、結システムのオフィスビルの前に停めてもらう事にした。一緒にタクシーを降りて。
「行こっか」
千佳ちゃんが笑顔で私の手を取り、自分の肘に掛けてくれた。そしてエスコートする様に歩き始めた先は結システムの通用口の方。
「千佳ちゃん?」
「裏から行くよ。お店の裏口開けてもらえるように頼んでるから」
「えっ?」