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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
「……では、カウンター席ですし、ゆっくり見て差し上げて下さい」
少し開いた間が気になったけど、ふふっと笑う桐生さんは何時もと同じで。踵を返した桐生さんの後ろ姿に目が釘付けになってしまった。ソコに生えていたのはふさふさとした立派な銀の尻尾。
うっ……触りたい
その毛並みの良いふさふさ加減に大好きな白いもふもふを思い出す。
ギューッてしたい……
思わず手が伸びそうになって。
「拓真の仮装、楽しみだね」
「ひっ!」
後ろを歩く千佳ちゃんに耳元で囁かれ、飛び跳ねてしまった。
「何そんなに驚いてるの?」
クックッと笑いながら千佳ちゃんが抱き付いてくる。ふわりと香るシトラスの香り。
「なっ何でもないよ!」
「嘘。しっぽ触りたいんでしょ?」
言い当てられて恥ずかしい。一気に頬が熱くなった。
「ちっ違っ」
「ほーんと真純って白いイタチとか、ふさふさしてるの好きだよね」
からかいを大いに含んだ口調に、見えなくても千佳ちゃんがニヤニヤ笑ってるのが想像出来て。
「だ、だって可愛いんだもん。しょうがないでしょ!それに、イタ公ちゃんは特別なんです!」
ついムキになってしまう。
「そんな真純の方が可愛いから」
笑いながら抱き締めてくる。からかわれたみたいで千佳ちゃんから逃げようとしていると、こちらも笑顔の桐生さんに振り返られた。
「触りますか?」
空いてる手でしっぽを軽く振って見せてくる。
「っ……でも」
「良いですよ」
優しい笑顔に揺れるしっぽ。
さ、触りたい……
少し開いた間が気になったけど、ふふっと笑う桐生さんは何時もと同じで。踵を返した桐生さんの後ろ姿に目が釘付けになってしまった。ソコに生えていたのはふさふさとした立派な銀の尻尾。
うっ……触りたい
その毛並みの良いふさふさ加減に大好きな白いもふもふを思い出す。
ギューッてしたい……
思わず手が伸びそうになって。
「拓真の仮装、楽しみだね」
「ひっ!」
後ろを歩く千佳ちゃんに耳元で囁かれ、飛び跳ねてしまった。
「何そんなに驚いてるの?」
クックッと笑いながら千佳ちゃんが抱き付いてくる。ふわりと香るシトラスの香り。
「なっ何でもないよ!」
「嘘。しっぽ触りたいんでしょ?」
言い当てられて恥ずかしい。一気に頬が熱くなった。
「ちっ違っ」
「ほーんと真純って白いイタチとか、ふさふさしてるの好きだよね」
からかいを大いに含んだ口調に、見えなくても千佳ちゃんがニヤニヤ笑ってるのが想像出来て。
「だ、だって可愛いんだもん。しょうがないでしょ!それに、イタ公ちゃんは特別なんです!」
ついムキになってしまう。
「そんな真純の方が可愛いから」
笑いながら抱き締めてくる。からかわれたみたいで千佳ちゃんから逃げようとしていると、こちらも笑顔の桐生さんに振り返られた。
「触りますか?」
空いてる手でしっぽを軽く振って見せてくる。
「っ……でも」
「良いですよ」
優しい笑顔に揺れるしっぽ。
さ、触りたい……