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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
眉を下げられ焦ってしまう。
「そっそんな……桐生さんも河合さんって、丁寧な言葉で話して下さるじゃないですか……」
桐生さんと『せいちゃん』が同じ人なのはちゃんと繋がったけど、私の中で桐生さんはあくまで桐生さんで。子どもの頃のようにせいちゃんとは呼び辛い。
「それは河合さんが『グラン・ブルー』のお客様だからでしょう?」
そう言った桐生さんは少し首を傾げて。
「でもすみちゃんは僕の幼馴染みだから」
ニッコリ笑う。
桐生さんの顔はちょっと説明出来ない位に整っている。向けられた笑顔の破壊力は半端なくて。千佳ちゃんが後ろで息を飲む音が聞こえた。
さっきから当てられっぱなしの私はドキドキし過ぎてクラクラする。
「お客様には触らせられないからお断りしてるんだけど、すみちゃんになら良いよ。ここならお店からも見えないしね」
ニコニコ笑う桐生さんがちょっと意地悪に見えてきた。
確かに、お客さんに触るのを許していたら仕事にならなそう。
桐生さんの言ってる事は分かるけど……
せいちゃんって呼ぶのも気後れして続かなかったのに、その上敬語を止めるなんて、ハードルが高過ぎる。
「そっそんな……桐生さんも河合さんって、丁寧な言葉で話して下さるじゃないですか……」
桐生さんと『せいちゃん』が同じ人なのはちゃんと繋がったけど、私の中で桐生さんはあくまで桐生さんで。子どもの頃のようにせいちゃんとは呼び辛い。
「それは河合さんが『グラン・ブルー』のお客様だからでしょう?」
そう言った桐生さんは少し首を傾げて。
「でもすみちゃんは僕の幼馴染みだから」
ニッコリ笑う。
桐生さんの顔はちょっと説明出来ない位に整っている。向けられた笑顔の破壊力は半端なくて。千佳ちゃんが後ろで息を飲む音が聞こえた。
さっきから当てられっぱなしの私はドキドキし過ぎてクラクラする。
「お客様には触らせられないからお断りしてるんだけど、すみちゃんになら良いよ。ここならお店からも見えないしね」
ニコニコ笑う桐生さんがちょっと意地悪に見えてきた。
確かに、お客さんに触るのを許していたら仕事にならなそう。
桐生さんの言ってる事は分かるけど……
せいちゃんって呼ぶのも気後れして続かなかったのに、その上敬語を止めるなんて、ハードルが高過ぎる。