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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
思わず聞き返した私に拓真さんの笑みが深まった。
「着替えずに待ってて?」
じっと見詰めてくる瞳に有無を言わせてもらえない。
「は、はい」
押されるままに頷いて。
「ん、約束ね」
「はい」
約束までさせられてしまった。
「じゃあ、また後で」
右だけ上がった口角に何となく嫌な予感。目を離せずにいたら、拓真さんが少し首を傾げた。
……な、に?
思わず身構えたところに、スイッと顔が近付いて。
「っ!」
柔かな唇が重なった。千佳ちゃんの腕にグッと力が入る。
顔から火が出そう。すぐに離れた拓真さんから逃げるように俯いた。
うっ……
嬉しさよりも恥ずかしさが上回る。
「案内よろしくお願いします」
拓真さんは上機嫌にそう言って踵を返した。
私の頭の中は軽くパニック状態。
千佳ちゃんが大きく息を吐いて腕を緩める。
「っとに……」
呆れた様な呟きにますます恥ずかしくなって、顔を上げられない。
桐生さんはクスクス笑ってる。
「タクのあれはもう変わらないでしょうね」
「前からですか?」
「……そう、ですね」
千佳ちゃんに問われ、桐生さんは少し考える様に口を閉ざした。
「着替えずに待ってて?」
じっと見詰めてくる瞳に有無を言わせてもらえない。
「は、はい」
押されるままに頷いて。
「ん、約束ね」
「はい」
約束までさせられてしまった。
「じゃあ、また後で」
右だけ上がった口角に何となく嫌な予感。目を離せずにいたら、拓真さんが少し首を傾げた。
……な、に?
思わず身構えたところに、スイッと顔が近付いて。
「っ!」
柔かな唇が重なった。千佳ちゃんの腕にグッと力が入る。
顔から火が出そう。すぐに離れた拓真さんから逃げるように俯いた。
うっ……
嬉しさよりも恥ずかしさが上回る。
「案内よろしくお願いします」
拓真さんは上機嫌にそう言って踵を返した。
私の頭の中は軽くパニック状態。
千佳ちゃんが大きく息を吐いて腕を緩める。
「っとに……」
呆れた様な呟きにますます恥ずかしくなって、顔を上げられない。
桐生さんはクスクス笑ってる。
「タクのあれはもう変わらないでしょうね」
「前からですか?」
「……そう、ですね」
千佳ちゃんに問われ、桐生さんは少し考える様に口を閉ざした。