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すくらんぶる
第1章 救いの手
「未羽、今から会おうよ」
『え??そんな急に‥‥』
「何言ってんの??もう未羽の家の前にいるんだから」
『‥‥わかった』
未羽は濡れたままの髪をひとつにまとめ、短パンとTシャツの上にパーカーを羽織り家を出た。
ここで逆らえば、また何か脅されるかもしれない‥‥そう思った未羽は、素直に従う。
航太は高級外車を未羽の家の前に横付けし、ハザードランプを点滅させながら未羽を手招きする。
「ねぇ未羽。俺のことが怖い??」
『怖くないよ』
本当は顔を合わせただけで身体が震え出しそうな程に恐怖を感じていた。
しかしそれを言えば航太の思う壺だ。
未羽はヨシとのメールのやり取りで、少しだけ勇気が湧いていた。
現実に力になってもらっているわけではないが、確かに心の支えになっていた。
「ククッ嘘はダメ」
『‥‥』
「怖がらなくていいよ。未羽が言うこと聞いてくれれば、悪いようにはしないんだからね」
航太の家に着き、部屋に入る。
同時に未羽は異変に気付いた。
「なに‥‥コレ‥‥」
三脚に固定されたビデオカメラが、ベッドを取り囲むように3台セットされていた。
「気に入ってもらえたみたいだね」と航太は、未羽の絶望に浸る表情を見て満足げだ。

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