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すくらんぶる
第1章 救いの手
未羽の蜜壺から発射される透明な液体は、固定されたビデオカメラに向かって勢いよく飛び出す。
そのままカメラを濡らし、未羽は気を失った。
――それからの航太とのセックスは、必ず撮影されるようになった。
従わなければバラされる。
従えば脅しのネタが増えていく。
完全な悪循環だ。
たった一人で立ち向かおうとすれば、未羽は壊れてしまっていたかもしれない。
しかし未羽には、ヨシがいた。
顔も見たこともないし、サイト上でのメールのやり取りしかしていない。
しかし、全部とは言わないが苦しみをわかってくれる人に変わりない。
未羽にとってヨシは、数少ない信用できる人になっていった。
――航太との関係、ヨシとのメールが2ヶ月が経つ頃。
サイトを開くと、ヨシからのメールがきていた。
【今度遊ぼうよ】
サイトの中だけだったバーチャルな関係からの離脱。
こういうサイトで出会って、殺人事件に発展するというニュースを見たばかりの未羽は、少し動揺した。
しかし、殺されるならそれでもいいや、という気持ちもあった。

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