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すくらんぶる
第2章 赤い花束
 

この店に入って3ヶ月。

初めこそ便所掃除やら雑用やらで大変だったけど、もう慣れた。

さすが俺。

順応性ある~。


「おいトア!!そこどけ」

『あ、ヒカルさん。持ちますよ』


この店での俺の源氏名は〝トア〟

斗亜って字書くんだけど、まだ名刺すらない俺には関係ない。

ヒカルさんはナンバーに入っていて、すっごいヤな奴だ。

喋りも顔も全っっっ然かっこよくないくせに、なんでナンバーなんだ??

でもイジメに遭うのは勘弁だから、笑顔笑顔。


「おぅ、じゃあ頼むわ。このシャンパンを第2冷蔵庫な」

『はい!!ヒカルさんはナンバー入りしてんスから、重い荷物持つ時は俺に言ってくださいよ』

「お、おぅ。まぁウチには使えねぇケイがいるからな。大丈夫だろ」


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