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すくらんぶる
第2章 赤い花束
「まだ立ち直れないんだ??」
『うっぷ‥‥あ??ハァハァ‥‥なんだ??』
「リストラ青年」
思わず鼻からもゲロってしまった俺は、口元が汚れたまま振り返った。
そこには、この前会った女子高生が立っていた。
その姿を確認し、俺はまた溝に向かってゲロを垂れ流す。
「まだ仕事決まらないの??」
『‥‥あのな、俺はリーマンじゃねぇの。しかも自棄酒じゃねぇし』
「リーマンじゃないのにスーツなの??」
『はっ(笑)このキラキラしたスーツがリーマンに見えんの??俺はホスト』
「ふーん。じゃあお金いっぱいあるんだ??」
『いっぱいはねぇよ。まだ指名1本ももらってねぇし』
ふと見た女子高生の顔が、数日前のAVの女優と重なった。
この女子高生はたぶん、男を知らない。
ホストが着るようなスーツを見てリーマンと間違えるような娘だ。
きっとまだ穢れを知らない。

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