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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第10章 意外な一面。
しばらく歩くと、オシャレなカフェの前で足を止め、湊はドアを開けて入っていく。
私は湊に続いて店内へと入った。
『いらっしゃいま..って湊かよ。』
湊はヒラヒラと手を上げると奥の席に座り、私も向かいの席に座った。
『俺アイスコーヒーとクラブハウスサンド。お前は?』
湊からメニューを渡されて何にしようか見てみた。
「私はアイスコ..高ッ‼︎‼︎」
値段を見て思わず声を上げてしまった。
『ぷッ。お前声デケぇよ。』
「あはは…ごめん。
私アイスコーヒーだけでいいや。」
私は苦笑いすると、アイスコーヒーだけをお願いした。
『気にしねぇで好きなもん食えよ。』
「や…いい。大丈..」
『同じやつ2つ。』
湊は私の言葉を無視して勝手にオーダーを取った。
「ちょっと⁉︎私、持ち合わせが..」
『だから気にすんなって言ってんだろ。』
湊はそう言うと、ポケットから煙草を取り出し火をつけた。