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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第10章 意外な一面。
支度を済ませると、私は湊から借りたパーカーのフードを目深に被り、湊はサングラスをかけるとラブホを後にした。
側から見ると、いかにも怪しい二人…。
『とりあえず飯食いに行くぞ。』
ホテル街から離れ、湊の後ろを走るように付いていく。
『お前歩くの遅くね?』
振り返った湊は足を止めた。
「湊とは歩幅が違うの‼︎
足短くて悪かったわね‼︎」
『ククッ。足短いなんて一言も言ってねぇだろ。お前本当面白ぇ。
ちょこちょこ着いてくんの見ると、本当ヒヨコみてぇだな。』
私をからかいながら笑う湊は、気付くと私の歩幅に合わせて隣を歩いていた。