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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第13章 言えよ‼︎
【湊】ーSideー
学校帰り。
裕翔といつものゲーセンにいた。
俺は裕翔がハマってるゲーム機の隣で見てるだけだが、裕翔の反応が面白ぇから見てて飽きることは無い。
遠目から俺らを見て騒いでいる他校の女たち。
別の学校だから直接声をかけてくる事はねぇから別にいいけど。
学校の奴らは普通に話しかけてくる。
裕翔が愛想良くするからだ。
『あ〜♪湊くんと裕翔くんじゃん♡』
甘ったるい声で話しかけて来たのは
隣のクラスのケバい集団。
1年の時。同じクラスだった女。
名前…なんつったっけ?
『おー。加奈子ちゃん。』
あー。そうそう。そんな名前。
つーか、裕翔…
返事すんじゃねぇよ。面倒くせぇ。
『今から一緒にカラオケ行こ〜♪』
意味分かんねぇ。誰が行く..
『いいよー。もちろん奢りでしょ?』
(は?)
『裕翔。お前何言って..』
俺の腕に回さた爪の長ぇ手。
何ちゃっかり腕組んでんだこの女。
離れようにも俺の腕を
ガッチリと掴んだ女。
尖った爪が腕に食い込んで痛ぇ。
俺は引きずられるように、上のフロアにあるカラオケへ連れて行かれた。