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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第14章 守りたいもの。



なんか余計心配かけちゃったかな…
私、何やってんだろ…



「ごめん…。迷惑かけて…。」



『何でお前が謝んだよ。
元々は俺が原因だろ。

もう無理しねぇでいいから。
彼女のフリも、もうする必要ね..』



「無理してないよ?
それに約束したから。

湊は私を助けてくれた。
あいつから守ってくれたじゃん!

だから私にも…
あんたの笑顔…守らせてよ‼︎」



私は湊の目を真っ直ぐ見て言うと
湊はただ黙って私を見ていた。



そして思い出したかのように
吹き出すとお腹を抱えて笑いだした。



『ぷはッ‼︎お前って本当面白ぇ奴。
その辺の男よりも逞しいわ。

どんな環境で育ったんだよ?』



「え?うちは父親がいないから、歳の離れた兄貴から厳しく躾けられたけど。」



兄貴からは色んなコトを教わってきた。

ああいう性格だから厳しいところもあるけど、義理堅い兄貴の周りには、そんな兄貴を慕う人たちもたくさんいる。


私も小さい頃は、兄貴の友達に可愛がってもらってた。


今ではみんな社会に出て、家に来ることも無くなったけど、たまに集まっては外で飲んでいるみたいだ。


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