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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第22章 温かい家庭。


発信してワンコールも鳴らない内に、電話に出た兄貴。


第一声は兄貴の怒鳴り声だった。


『テメェ‼︎連絡もしねぇで、
こんな時間まで何やってんだ‼︎‼︎』


(ひィーー‼︎)


「ぁ..あの..ごめ..」


横からスッと携帯を取られ、
湊は私の携帯を耳に当てた。


「え⁉︎み.湊⁉︎何して..⁉︎」


『侠さん。すみません。湊です。
今、日和と一緒にいます。

直ぐ送って行きますので。
はい。…はい。分かりました。

今からそちらに伺います。
それでは失礼します。』



湊は電話を切ると、私に携帯を返してきた。


「え⁉︎切っちゃったの⁉︎兄貴は⁉︎」


『日和といるなら、お前も一緒に来いって。』


「えぇ⁉︎いいよ‼︎‼︎
今日は1人で帰るから‼︎
また兄貴に殴られるって‼︎」


『そのくらい覚悟してっから平気。
バイクで送るから支度しろ。』


湊はそう言って、服を着替えた。


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