この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
モテモテ男の裏の顔⁉︎
第26章 脅された私は⁉︎
(あはっ。屋上で寝るのも気持ちいいけど、やっぱベッドは最高だな〜。)
昼休憩のときの疲れもありうとうとしていると、仕切られているカーテンが開く音に意識を呼び戻された。
(静かにしてよ…)
それでも眠気に誘われるように、瞼を閉じると意識が遠のいて行く。
『あんたもサボりでしょ?』
すぐ側で声が聞こえ、ギシっとベッドが軋む音にパチっと目を開けると、私が横になっているベッドに座る男と目が合った。
(は?え⁉︎な.なにこの人⁉︎)
サラッとした黒髪に、きっちりと着た制服。
眼鏡の奥に見える切れ長の目。
いかにも優等生という様な男が座っている。
「え⁉︎あの..何か⁉︎」
動揺する私を見下ろしながら妖しく笑う男に、私は飛び起きると咄嗟に身構えた。