この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
モテモテ男の裏の顔⁉︎
第28章 押しに弱い私。
『はははっ!2人とも良かったぞ。
写真あがったら湊に渡しとくからな!
今日はこのまま帰っていいぞ!』
仁兄ちゃんは豪快に笑いながら、私たちの肩をポンポンと叩いた。
「じゃあ私着替えて..」
『その服はピヨちゃんにプレゼント!
そのまま着て帰んな?』
結局、仁兄ちゃんに押し切られるまま、頂いた服をそのまま着て事務所を後にした。
湊が撮影で着た服も、気前のいい仁兄ちゃんからのプレゼント。
湊は私の手を繋いで隣をゆっくり歩いた。
こんなにお洒落して2人で歩いてると、なんだか素敵な気持ちになれる。
明日は週末で学校もお休み。
『今日はどうする?家に泊まる?』
「え″⁉︎と.泊まり⁉︎着替えとか無いし‼︎」
『んなもん買いに行けばいいだろ?』
サラッと簡単に言ってのける湊。
ママは今日は夜勤だから朝まで帰らないけど...
兄貴が問題...って。この間引越したか。
またもや一人で悩んでいると
『はい。決定。』
と湊は勝手に決めてしまう。
最近...このパターンが多い気がする。
押しに弱い私は結局、湊の家に行くことになった。