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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第9章 彼なりの優しさ。
『おい。ちょっと開けるぞ。』
「ひぃ⁉︎何で⁉︎」
『何か羽織れ。』
私は慌ててバスローブを羽織った。
《カチャ》
『ほら。』
湊は私に紙袋を渡してきた。
(何これ?)
『とりあえず着替え。』
それだけ言ってドアを閉めた。
紙袋から中の物を取り出すと、
洋服と水着が入っていた。
(水着???)
「あ…下着の代わり…。」
私は水着をつけると、入っていた服に着替えた。
ちょっとウエスト周りが緩いけど…
腰で引っかかってるから大丈夫か。
つけていた下着は、ブラウスでぐるぐる巻きにした。
紙袋と制服を持って出ると、湊はテレビを見ながらソファでくつろいでいた。