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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第9章 彼なりの優しさ。
「ゃ..ぁの?」
『俺はソファで寝る。とか優しいことは言わねぇよ?俺も疲れてんだよ。
それにさっきも言っただろ。
ボロボロな女を抱く気なんかねぇよ。』
湊はベッドに上がると横になった。
(どうしよ..ソファで寝るかな..)
『何してんだよ。
お前も今日は散々走ったりで疲れてんだろ。早く上がれよ。』
湊はここで寝ろと言わんばかりに、
掛け布団をパサっと広げた。
「ぉ..ぉ..お邪魔..します..。」
私はそろ〜っとベッドに上がると湊に背を向け横になった。
『おやすみ。』
「ぁ…おやすみなさい…。」
触れていないはずの背中には、
湊の温もりを感じた。
スー..スーっと眠る、湊の寝息を聞いてるうちに私の瞼も重くなり、いつの間にか眠ってしまった。