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退魔風紀 ヨミ ~恥獄の学園~
第4章 もう……耐えられない
(あ……)

「ンーッ! ンンンッンーッ!」

 ヘレンの叫びは声にならない。

(キス……アアンッ……女の子相手に……ふあああっ! 頭……痺れるッ!)

 そこからは夢中だった。詠の中で理性は消し飛んでいた。挿し込んだ舌でヘレンの口の中をかきまぜ、甘い唾液を交換する。いつしかヘレンも抵抗をやめ、詠の求めに応えて口中の愛肉を絡める。

「……フフフ、淫魔の唾液は人間を催淫状態とする……その娘はもうお前の言いなりだ」

 イキンュバスが二人の様子を満足げに見守りながらそう教えた。

 詠はヘレンを抱きしめ、その手をはち切れんばかりの剛直へと導く。

「握って、ヘレン……」
「アア、アアア……」

 ヘレンの指が灼熱の肉棒に触れると、詠の身体に快感と、例えようもない充足感が走った。満たされていく。そして満たしたい。ヘレンの中をこれで満たしてあげたい。

「ヘレン……」

 詠は少女を倉庫にあったマットの上に横たえ、その身体を割った。アッシュヘアーの恥毛の下はすでに潤みきっていた。

 ちゅぷ……

 指を差し挿れると、淫靡な水音。

「許して……」

 もう戻れない。一線を越えてしまう。この先へ進めば退魔師としてのすべてを失う。それはわかっていた。だが、もう止められなかった。

 ずぷうっ!

「アッ……アアッ……アッ!」

 詠の肉棒がヘレンの肉裂の中に埋まってゆく。

「ああっ! ヘレン! ごめんね! ごめん! ごめんなさい!」

 謝りながら、涙を流しながらも詠の腰の動きは止まらない。

(中……暖かい……ア……これ……気持ち良いッ……凄いッ! あああ、イイッ!)

 肉襞を掻き分ける感触を味わってしまえば、もう引き返すことはできなかった。
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