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快楽の奴隷
第10章 幻のいる間
組み敷かれた花純は震えながら首をゆっくりと横に振っていた。
下手に刺激すれば暴力まで振るわれ兼ねない。
鷹のマスクは何も語らずにズボンを下ろし、パンツも脱いで猛々しい角のような肉茎を露にした。
追い詰められたウサギのような花純は、怯えながら四つ這いの体で逃げる。
その足首を持つと、男は乱暴に引っ張った。

「んんーっ!!」

よろけた隙にショーツをずらし、腰を掴まえると背後から無遠慮に突き刺した。

『嫌ッ!! 抜いて!! そこ挿れないで!! そこは大切な人だけの専用なんです!!』

どうせ言葉にならないのに花純は必死で懇願した。
押し出そうと無駄な努力で膣に力を入れると、当然男を余計に喜ばせるだけの結果になってしまう。
そのまま後背位で抜き差しされながら、尻を平手打ちされる。

「ううっ!! ウグッ!! ンンッ!!」

嫌悪感と恐怖で胸が潰れそうな反面、膣内を通るそれの固さや反りは高梨のものだという期待も溢れる。
しかし尻の叩き方は高梨よりも激しくて痛いくらいだった。
それに高梨であればあまり突きに固執せず、どちらかと言えば押し付けながら腰をくねらせ、ポルチオ性感を愉しませてくれる。
それに比べてこの鷹マスクは激しく貫くような突きがメインだった。
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