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快楽の奴隷
第11章 文士と絵師
立山は花純の視線に気付いたが、なにも言わずに遣り過ごす。
花純の視線がまるで口許で愛撫されているかのように、擽ったく心地よかったからだ。

『なるほど……高梨が魅了されるのも分かるな……』

イラストレーターは心の中で囁く。

「あの……わたし……」

まだ言い争っている高梨と森崎に花純が割り込む。
三人はそれぞれの感情が滲む顔で花純を見る。

「私、やっぱりモデルになります……」
「花純っ……」

喜ぶ編集者や小さく笑う立山とは対照的に、高梨は驚愕の顔で花純を見ていた。

「きっと立山さんが描いて下さった表紙が一番合うと思います。それに……それがきっと高梨さんのイメージに合ってると思うんです」
「けどっ……」
「大丈夫です」

まだなにか言いたそうな高梨だったが、言葉を飲み込んだ。
花純の瞳にはそうさせるだけの強い意志が感じられたからだった。
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