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快楽の奴隷
第11章 文士と絵師
変に躊躇うと失礼な気さえして、花純は素直に従う。
とは言えさすがに正面を向いて脱ぐのは恥ずかしかったため、立山に背を向ける。
一糸纏わぬ姿になった花純はそのまま振り返り、手などで覆い隠さず全てを絵師の眼前に晒した。
「ほぉ……度胸がいいな……」
その潔さに立山は驚く。
「高梨さんのためですから……」
動作に躊躇いはなくとも、さすがに顔が熱くなるのは止められなかった。
動揺を隠すように花純は眼鏡に手をかける。
「いや、いい。眼鏡はかけたままにしておいてくれ」
そう言いながら立山はさっそくペンを滑らせ始めていた。
「そう固くならないで。そこの椅子に腰掛けてていいよ」
「はい……」
モデルなどしたことがない彼女は肩に力が入り、不自然に合わせた手を所在なさげに腿の上に置く。
とは言えさすがに正面を向いて脱ぐのは恥ずかしかったため、立山に背を向ける。
一糸纏わぬ姿になった花純はそのまま振り返り、手などで覆い隠さず全てを絵師の眼前に晒した。
「ほぉ……度胸がいいな……」
その潔さに立山は驚く。
「高梨さんのためですから……」
動作に躊躇いはなくとも、さすがに顔が熱くなるのは止められなかった。
動揺を隠すように花純は眼鏡に手をかける。
「いや、いい。眼鏡はかけたままにしておいてくれ」
そう言いながら立山はさっそくペンを滑らせ始めていた。
「そう固くならないで。そこの椅子に腰掛けてていいよ」
「はい……」
モデルなどしたことがない彼女は肩に力が入り、不自然に合わせた手を所在なさげに腿の上に置く。