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美しい狼
第6章 月夜の狼
「また、そんな顔して
 子供相手のキスに感じた?」

「ちっ!違います///」

「俺、お前よりずっと大人だよ」

「だから、要様は子供らしく
 いていいんですってば!」

「うるせぇよ処女
 黙って感じてろ」

「ッ!!/////」

要様は
私の首筋に噛み付くように
跡を残していきます


「ァッ///」

いつの間にか
寝間着のボタンは外され
外気に晒された
素肌を
要様の舌が這っていきます

「ヤァ………ハッ…ンンッ…////」

「敏感過ぎ…
 もぅ、乳首起ってんじゃん
 処女のくせにヤラシイんだな、夏目は」

「イヤ…そんなことッ///」

私の心とは裏腹に
身体はどんどん熱を帯び
要様に触れられた所は
熱く燃えるようで

年下のご主人様によって
感じさせられていることが
恥ずかしくてたまりません

「胸感じるんだろ?
 どうして欲しいか言えよ」

「ッ!!」

意地が悪い

分かってるくせに……

でも要様は
私の欲しい刺激をくれず
ただ
私の肌を優しく撫でるだけ

「夏目の…夏目の乳首を……
 要様の舌でイジメて下さぃ/////」

「!!」

要様は
一瞬驚いた表情をみせましたが
すぐに
イヤらしく微笑み

淫乱

と私を罵り

硬く起ってしまった
乳首に
むしゃぶりつきました

「ァッぁあ……ンンッヤァッ…ひゃぁん////」

「ヤラシイ女…」

「夏目は…ンンッ…
 要様だから、イヤラシクなるんです///
 貴方が触れるから、こんなにも
 溶けてしまいそうに気持ちいいんです////」

恥ずかしくて
感じすぎて
涙が零れます

触れるたびに
要様が愛おしくて

「夏目…」

なぜでしょう
要様も
涙を流しておりました

何度も
何度も
私の名を愛おしそうに呼んでは
力強く抱きしめられ

その夜は
二人
抱きしめあったまま
眠りにつきました



要様の
心の奥深く
闇にさ迷う傷が
癒される日が訪れるのは
いつになるのでしょうか
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