この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な相部屋
第3章 禁断症状
最初に奈緒を見た瞬間正直女かと思った。
学年に何人か体の小さい奴もいるし、女っぽい顔の奴もいるにはいるけど…
しかし………何で女じゃないんだ?
男に対してそう言うのもどうかと思うけど、奈緒の顔はかなり可愛い顔をしている。
女だったらかなりドストライクだ。
…いや、いくら可愛いとはいえ男子校5年目…ここで目覚めるわけにはいかない。
男に対してこんな事思うのは初めてだ。
もしかして俺、欲求不満なのか…?
…あくまでも友達として仲良くやっていこう。
「龍牙!お待たせ!片付け終わったよ?お腹空いたし、お夕飯食べに行こう?」
「あぁ」
可愛い笑顔とか見せんなよ…。
奈緒は男…奈緒は男…俺は男に興味ない…俺は男に興味ない…。
そう言い聞かせて奈緒と食堂に向かった。
食堂で奈緒と夕飯を食べていると、クラスの奴らがまた集まって来る。
さっきも物珍しそうに集まって来たからもしかして目覚めた奴がいるんじゃないかと若干焦る。
体小さいからこいつらに襲われたら抵抗出来なさそうだな…。
そういう意味でおっさんが俺に奈緒の事任せたのか。
絶対に聞けなけど、前の学校で襲われた事あっても納得できる。