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危険な相部屋
第15章 和解
「奈緒耳弱いんだったよな」
「ふやぁ…///くすぐったいから…」
拓海君に耳を甘噛みされて反応してしまう。。
私…耳弱過ぎる…。
拓海君の手は指で乳首を撫でながら私の胸をふにふにと触っている。
「…ごめん、俺初めてだから…気の効いた事出来ないかも」
「…あ…た、拓海君…あの…今シたら拓海君の初めてが勿体無い…」
「奈緒とだったら勿体無くないよ」
「だって…私まだ龍牙の事好きなんだもん…ふぇっ…ちゃんと龍牙の事忘れて拓海君の事好きになってからじゃないと…せっかくの初めてなのに…ヒックッ」
涙が溢れてくる…。
すると、拓海君は優しくふんわりと抱き締めてくれた。
「…ごめん…奈緒……俺にあんまり優しくすんなよ………余計離したくなくなるじゃん」
「え?」
「あわよくば奈緒の気持ちが俺に移ってくれないかなって思ったけど、やっぱり龍牙がいる限り無理だなぁ…」
拓海君はそう言って苦笑した。
「俺のワガママに振り回してごめん」
「そんなっ…ワガママだなんて…」
「なんかさ…奈緒に龍牙を取られて、はたまた龍牙に奈緒を取られたような気がして完全に嫉妬だよ。それで駄々こねてただけだからさ…明日、龍牙にも謝るよ。最後に一つだけ。今夜だけで良いから一緒に寝かせて?もちろん服着てな」
「うんっ…拓海君…龍牙の事独占しちゃってごめんね…」
「いや、いいよ…明日の朝になったら別れよう」
そして、その夜私は拓海君のベッドで一緒に眠った。
「拓海君…好きになってくれてありがとね…拓海君だったら絶対にすぐに彼女出来ると思うんだぁ…すごく優しいし、カッコイイもん」
「その高スペックな俺になかなか惚れない子もいるけどな〜」
「はぅ…だって…どうしても龍牙の事好きなんだもん…でも、拓海君の事お友達として大好きだよ」
「それはどーも」
拓海君はそう言って私をギュッと抱きしめた。