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危険な相部屋
第19章 練習
まさか…龍牙が来てくれた。
私の事を抱き上げて、桃ちゃんの部屋から連れ出してくれた龍牙は王子様みたいで…すごくカッコ良かった。
「なぁ!俺、殴ったのに!なんか龍牙の方が最終的にカッコ良くない!?」
「拓海!あんまりデカイ声で殴ったとか言うなよ!」
「だってさぁ…」
「拓海君…拓海君もカッコ良かったよ…助けに来てくれてありがとね」
「奈緒っ…惚れた?やっぱり龍牙止めて俺にする?」
「ううん、龍牙が良い///」
「ハァ…ブレないな…。俺…おばちゃんに鍵返してくるわ」
そして、龍牙は私を抱き上げたまま部屋まで連れて行ってくれた。
…桃ちゃんと二人きりになった事怒られちゃうかも…