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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
奈緒の前の高校の文化祭で、奈緒の友達を紹介してもらった。
さすが奈緒の友達だ。類は友を呼ぶんだろうか?結構可愛い…。
この女子高という場所といい、友ちゃんといい…俺は、緊張していつも以上に口が動いた。
こんだけ可愛いんだ…童貞なんて相手にしないはずだから、いつも以上にチャラ度を上げて女慣れしてるように見せないとな。
しかし、流石にやり過ぎて龍牙に怒られる。
「拓海君面白いね、付き合っても良いけど?」
「エェ!?友美、拓海君とまだ会ったばっかりだよ!?」
友ちゃんの突然の言葉に俺は、驚き過ぎて言葉が出なかった。
「えーっと…今ちょうど彼氏途切れた所だし!そろそろ次欲しいと思ってたところなんだよねぇ」
「そうなの!?っていうか、友美に彼氏いたの知らなかったなぁ…」
奈緒が少し寂しそうにそう言った。
「ああぁ!奈緒!言ってなくてごめんね…そのー…短期間に何人か入れ替わってたから!印象悪いじゃん?一人の人と長く落ち着いたら言おうと思ってて…」
「そうだったんだぁ…もう!今みたいに全然知らないのにすぐに付き合っちゃうから続かないんだよ!でも、拓海君ってすごく良い人だから今度は大丈夫だよ」
「そうなんだぁ…あっ…でも拓海君のさっきの冗談みたいだし」
友ちゃん…可愛い顔してそんな取っ替え引っ換えするくらいのプレイガールなのか!
ただチャラいだけの童貞とか思われないように俺も徹底的に女慣れしてるチャラ男になりきるんだ。