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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ



「あ、そうだ!友美、紹介するねっ…えっと…彼氏の龍牙と、お友達の拓海君」

「こ、こんにちわ!奈緒の友達の友美です…///」

「どうもよろしくお願いします」


奈緒の彼氏の龍牙君は、律儀にお辞儀をしてくれた。


「へぇ〜友美ちゃんっていうんだ?友ちゃんって呼ぼう!よろしくー」


一方、友達という拓海君はかなり軽いノリでそう答えた。


チャラい…。


拓海君の第一印象は完全にそれだった。


「拓海、奈緒の友達にあんまり馴れ馴れしくすんなよ!」

「えぇ!?だって、友ちゃんタメっしょ?別にいいよくね?」


チャラいけど…男の子とあんまり関わった事ないからビックリしたけど…全然平気なふりしなくちゃ!


「私、全然平気だよー?拓海君みたいなノリの人好きだしー」

「え?友美、拓海君みたいな感じの人好きなんだぁ!」


アレ?私、初対面で何好きとか言ってるの!?そりゃ、拓海君カッコイイとか思ったけど、まだ全然知らないのに!


「マジ?俺、友ちゃん可愛いから全然オッケーなんだけど!付き合っちゃう?」

「え!?」

「おい、拓海…初対面でそういうの止めろって!友美ちゃんそういう意味で言ったんじゃねぇよ。友美ちゃんごめん、コイツ頭ちょっと悪いから」

「なんだよ?龍牙、ノリ悪いな!」


龍牙君が気を遣ってくれたけど、きっと拓海君くらいの人と付き合うならこのくらい普通なんだよね。

拓海君はきっとたくさんの女の子と付き合ってるだろうからウブな子だと思われたくない。



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