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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
「あー!友美いたいた!ねぇ!奈緒来てるの知ってる!?超イケメンの彼氏と来てて!」
何処に行くとも決めずに拓海君と校内を歩いていると、同じクラスの子達が駆け寄って来た。
「…って?と、とも……ちょっと来て!」
みんな拓海君を見ると、私を引っ張って影に連れて行った。
「…あの人誰?」
「友美まで何でイケメンと手繋いでんの!?なんか文化祭のイベント?」
「えーっと…奈緒の彼氏のお友達?」
「だから!なんで奈緒の彼氏の友達と手繋いで歩いてるの!?」
「つ、付き合ってるから…」
「いつの間に!?友美、彼氏出来たなんて初耳なんだけど!」
「っていうか、今度彼氏の友達と合コンよろしくね!奈緒の彼氏の友達なんでしょ?レベル高いよね」
「わかった…後で言っておく」
影で話し合いが終わって、拓海君の所にみんなで戻った。
「拓海君、クラスのお友達…です」
「どうも〜、友ちゃんの彼氏やらせてもらってます」
「こんにちわ…友美は今日1日フリーなので楽しんでってください!」
「じゃあ、二人の邪魔したら悪いから私達退散するねっ」
そう言ってみんなそそくさと行ってしまった。