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危険な相部屋
第4章 気まずい相部屋
次の日。
朝起きると、龍牙は先に起きていてケータイでゲームをしていた。
「龍牙、おはよう」
「……ん」
「昨日の夜…」
「昨日夜がどうした!?」
「へ?昨日の夜、寝ちゃったからベッドに運んでくれたんだよね?」
「あああぁ!急に抜き打ち点呼あった大変だったんだよ」
「え!そうだったんだ…ごめん、全然気付かなかった」
「いや…別に…バレなかったし」
なんだか龍牙の様子が少しおかしい気がするけど…どうしたんだろ?
その日1日龍牙は全然目も合わせてくれなくて、昨日気さくにたくさん話してくれた分なんだか少し寂しかった。
何故かわからないけど、龍牙と気まずいまま新学期を迎えた。