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危険な相部屋
第9章 男の秘密
龍牙も男の子と同じ部屋だったら心置きなく出来たのに、私に気を遣ってくれてたんだ。
最初の頃とか拓海君の所で混ぜてもらってたりしたのかな?
そういえば、龍牙がまだ私の事男の子だと思ってた時に1日に何度か部屋で一人にしてくれてた事あったな。
さりげなく、その時間にやれって意味だったのかしれない。
「奈緒、おい!聞いてんのか?」
「へ!聞いてない!」
「聞けよ!何ボーッとしてんだ?」
「ごめ…ちょっと考え事してて…」
「次の土日暇か聞いてんの」
「うん、特に予定ないよ」
「その…///外泊して何処か行かね?」
「へ?」
「たまには男のふりしないで過ごしたくないかと思ったんだけど…余計な世話なら今の話忘れて」
私は龍牙の心遣いが嬉しくて、龍牙の腕に抱き着いた。
「嬉しいっ…いつも本当にありがとう///」
「お、おう///…っつーか、まだ部屋着いてねぇから離れろよ…勘違いされる」
「ごめっ…嬉しくてつい///」
龍牙が相部屋で、女なのがバレて良かったかも…。