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危険な相部屋
第14章 拓海の暴走②
あの日から龍牙と拓海君は一切口を聞かなくなった。
仲の良かった二人が私の家の事情がキッカケで不仲になってしまうのは本当に申し訳なくて仕方なかった。
当たり前だけど拓海君は私の事も避けていた。
龍牙は気にしなくても良いって言ってるけど、龍牙も拓海君とこうなってしまってから何となく元気がなかった。
私は龍牙がいない時を狙って、拓海君を呼び出す事にした。
最近は二人はお風呂の時間が被らないようにしているみたいで、ちょうど拓海君がお風呂から出てきて龍牙がお風呂に入って行った時を狙って拓海君に声を掛けた。
「拓海君…少し話良いかな?」
「あー…いいよ」
私達は夜は使われる事のない、部活用のミーティングルームに行った。