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お前は俺のxxx
第11章 傷つけられて。
『何だ、この顔!誰にやられた!
おい。流星!タオル濡らしてこい!
碧は氷を頼む!』
颯太は私をソファに座らせると、優しく抱きしめてくれた。
暖かくて、優しい腕…
頭を撫でてくれる、大きな手…
その温もりに包まれると
涙が溢れてきた。
流星先輩が持ってきてくれたタオル。
碧先輩が用意してくれた氷水で、颯太が私の腫れた頬を冷やしてくれた。
『お前は、何も話さなくていい。
ほら。このまま横になれ。』
颯太は私をそっと抱きかかえ、ソファに寝かせてくれる。
そしてソファの下に座ると、私の頭をずっと撫でてくれた。