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お前は俺のxxx
第12章 守るための拳。
部屋に戻ると、香奈ちゃんが結愛の手当てをしていた。
冷たいタオルを結愛の腫れた頬にあて、心配そうに見つめている。
『あ…。颯太先輩。お帰りなさい。
あの…流星先輩たちは…?』
(ああ。心配してるよな。
どう言えばいいか…。)
今頃、流星はブチ切れてるだろう。
無茶しなけりゃいいが。
碧がいるからまだ安心だ。
『ああ。ちょっと用事を済ませてから帰るって言ってたから、遅くなるかもな。
結愛を病院に連れてくから、家まで送る。』
俺はタクシーを呼び、結愛を抱きかかえて車に乗せ、香奈ちゃんを自宅まで送った。
『颯太先輩…。結愛をお願いします。』
『ああ。後で、結愛に電話させる。』
香奈ちゃんは頭を下げると家の中に入って行った。