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お前は俺のxxx
第40章 俺だけを見てろよ。
私は慌てて腰を引き、颯太の腕を抑えた。
「やぁ...こんなことして無い..」
私が抵抗した事にムッとした颯太は、体をシャワーで洗い流すと浴槽に浸かった。
私も体の泡を洗い流し浴槽に入ると、颯太の脚の間にちょこんと座り颯太を見上げた。
(颯太...怒ってるのかな..?)
髪をかきあげて目を閉じたまま、私を見ようとしてくれない颯太に不安が募った。
「颯太...」
私の呼びかけにも応えてくれない。
《パチャッ‼︎》
私は颯太に抱きついた。
お湯は波をうって浴槽から溢れる。
『何だよ。』
「ヤダょ..私を見てくれなきゃヤダ..」
颯太の視界に映るように、
顔を寄せて言葉を紡いだ。
「颯太に抱かれたいのに..
あんな事..言われながら
触られるのなんてヤダょ...」
『そうやって俺のことだけ見てろよ。』
颯太はフッと笑うと私の頬をそっと撫でた。