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お前は俺のxxx
第46章 花火デートは…
「どうしたの?ボク1人?
誰かとはぐれちゃった?」
男の子は小さくコクっと頷くと
ポロポロと泣き出してしまった。
「わあぁぁ⁉︎大丈夫だよ?お姉ちゃんが一緒に探してあげるからね?」
私が男の子の頭を優しく撫でてあげると、ギュっと抱きついてきた。
『あ?コラ!チビ!結愛に..』
「颯太‼︎」
颯太をキッと睨むと、私は男の子を抱きしめて背中をポンポンと優しくたたく。
「ボクはいくつ?お名前は?」
『ゆうま』
そして指で4と示してくれた。
「ゆうまくんは4歳なんだね。
偉いねぇ♪ちゃんと言えるんだね?」
私はゆうまくんを見てニコっと笑った。
「颯太。とりあえず、迷子センターに連れて行こう?」
颯太は私を見てフッと笑っている。
『そうだな。』
颯太は男の子を私から引き離すと、ひょいっと自分の肩の上に乗せた。
『しっかりつかまっとけよ。』
そのまま通りに戻ると、さっきとは反対方向にある迷子センターへと歩いていく。
『お前も迷子になんなよ?』
と私の手を、自分の腕に回させた。
『お兄ちゃんの上、高ぁい♪』
ゆうまくんは颯太の肩の上ではしゃいでいる。
『お.おい!暴れんなって..。』
その様子を見ていると、なんだか親子みたいに見えてついつい笑ってしまった。